コリン・ ウィルソン アウトサイダー

公開日: 17.03.2020

名前空間 ページ ノート. 最終更新 年4月9日 木 (日時は 個人設定 で未設定ならば UTC )。 テキストは クリエイティブ・コモンズ 表示-継承ライセンス の下で利用可能です。追加の条件が適用される場合があります。詳細は 利用規約 を参照してください。 プライバシー・ポリシー ウィキペディアについて 免責事項 開発者 統計 Cookieに関する声明 モバイルビュー.

コリン・ウィルソンは売れに売れた『オカルト』を選ぼうかなとおもったが、処女作の本書にした。そのほうがウィルソンが『オカルト』や『殺人の哲学』や『ミステリーズ』を書いた理由もよく見える。  ともかく中学校しか出ていないウィルソンが本書をひっさげて登場したときは、世界中がびっくりした。こんな書きっぷりをした男はいなかった。26歳のときの出版だ。.

また、ウィルソンは シェイクスピア 嫌いを表明していて、評論ではことごとく批判している。 イギリス の劇作家 バーナード・ショー を、 シェリー や ワーグナー にひけを取らぬ ロマン主義 者であり、 ゲーテ 以来の如何なるヨーロッパ作家よりも高度の客観性を備えていた、と高く評価し、関連論文も出版した(但し、ショーはシェイクスピアへのドグマ的な評価を批判しているが、シェイクスピア嫌いではない)。. 思構篇 夜 エリッヒ・ヤンツ 『自己組織化する宇宙』. コリン・ウィルソンは売れに売れた『オカルト』を選ぼうかなとおもったが、処女作の本書にした。そのほうがウィルソンが『オカルト』や『殺人の哲学』や『ミステリーズ』を書いた理由もよく見える。  ともかく中学校しか出ていないウィルソンが本書をひっさげて登場したときは、世界中がびっくりした。こんな書きっぷりをした男はいなかった。26歳のときの出版だ。.

以上のように、次々に名だたるアウトサイダーの資質の読解を試みた26歳のコリン・ウィルソンは、ロレンス、ゴッホ、ニジンスキーにすら限界を感じてしまうという、いまではちょっと考えられないような立場に突入する。  ふつうなら、ここで青年ウィルソン自身がパンクをするか、おかしな告白者か街の犯罪者になるところなのだが、ウィルソンはここから律動を変えて、ゆっくりとした反撃に出る。  準備は、ウィリアム・ジェームズの心理学などに依ってロカンタンやムルソーやニジンスキーの特質を別の視点で拾い出すことである。そうしてみると、かれらの多くが神あるいは無神に純粋にかかわりすぎていたことを知る。そこで神とも無神とも複雑な戦いを挑む者にこそ、新たなアウトサイダーの原型が発見できないものかと考える。  こうして登場してくるのがニーチェであり、その奥にいるともおぼしい ドストエフスキー である。   ニーチェについて のウィルソンの考察は、あまりおぼえていないのだが、いまひとつであった。最初から片足だけ突っ込んで引き抜こうという魂胆が見えていたような気がする。これに対してドストエフスキーとはそうもいかず、『罪と罰』のラスコーリニコフに、『悪霊』のキリーロフやスタヴローギンに、『白痴』のムイシュキンに、これまでにないアウトサイダーの資質を読み、ドストエフスキーが読者に一切の安易な解釈の糸口を与えていないことに感嘆すると、いよいよ 『カラマーゾフの兄弟』に立ち向かう 。.

また、ウィルソンは『夢見る力』において トールキン の『 指輪物語 』を高く評価していた。年代後半からは自身も壮大なファンタジー『スパイダー・ワールド』シリーズを執筆している。巨大化した昆虫に支配された未来の地球におけるひとりの少年の成長物語・冒険物語である。同時に昆虫の生態についての読み物でもあり、また、ウィルソン独自の「意思の力」にまつわる思想も述べられている。.

ともかくも、こうしてウィルソンは最後に気が抜けたのか、 ウィリアム・ブレイク と グルジェフ とラーマクリシュナにみずからの意志を託して、これを何と呼んでいいのかはわからないのだが、さしずめ「超宗教」とでもいうべきアウトサイドに自身で脱出してしまうのである。  それはアウトサイダーという新たな存在学の告知にはなりえてはいない。この世の意識には「アウトゼア」という場所がありうることの告知であった。むろん、それでよかったのである。本書の「訳者あとがき」で 福田恆存 はこんなふうに書いている。  「自分の病気に苦しむのと、それを苦しまずに冷静に語れるのと、そのどちらが病的か。誤解されるのと、誤解が消滅するのと、そのどちらにより強い人間的紐帯を信じることができるか。一口にいってしまえば、アウトサイダーの真実は敗北することによってしか、残らぬのではないか」。  犯罪者にもならず、告白者にもならず、ひたすらアウトサイダーであろうとすること。それは本書に登場するすべての異才や奇才たちにとっても容易ではなかった。むしろ、今日の社会はこのようなアウトサイダーの失敗を少なめにして、かえって小さな犯罪と小さな告白をふやしすぎたようにおもわれる。.

人間の想像力の可能性から、ウィルソンはSFやファンタジーの持つ意義を高く評価する。 ジャン=ジャック・ルソー の『 新エロイーズ 』や リチャードソン の『 パミラ 』によって、ヨーロッパでは想像力の飛躍的な拡大が始まったと主張している。ラヴクラフトや デイヴィッド・リンゼイ などを再評価している。.

HG  . SF .

Colin Wilson. 人間の想像力の可能性から、ウィルソンはSFやファンタジーの持つ意義を高く評価する。 ジャン=ジャック・ルソー の『 新エロイーズ 』や リチャードソン の『 パミラ 』によって、ヨーロッパでは想像力の飛躍的な拡大が始まったと主張している。ラヴクラフトや デイヴィッド・リンゼイ などを再評価している。.

2006年09月29日

案内メニュー 個人用ツール ログインしていません トーク 投稿記録 アカウント作成 ログイン. 名前空間 ページ ノート. T・E・ロレンスの『知恵の七柱』を読んでみると、このイギリスの軍人はさすがには自分を勇者とは見ていない。ロレンスにとっての勇者はベドウィン族なのである。  これなら破獄にふさわしいアウトサイダーの資格をもっていそうだった。しかしウィルソンはしだいにロレンスの魂の旅が苦痛の浄化にあることを知って、落胆する。これではヘミングウェイのクレブス伍長と変わりない。. ゴッホはどうか。ゴッホこそはとても一緒に生活を望む者はいそうもない。作品がいかにすばらしくとも、さすがにゴッホとともに生きようとする者はない。  おまけにゴッホはロンドンに出て 聖書の記述 に失望し、自分なりの神秘に一歩踏み出している。これは、いい。  ゴッホに異様な狂気が出入りしたのもアウトサイダーの値打ちがありそうだ。せっかくテオが仕送りをしつづけているにもかかわらず、ゴッホはまったくそっぽのことに夢中になっている。けれどもゴッホはやはりヴィジョンをほしがった。そしてそのために修練をする。ゴッホはゴッホなりにアウトサイダーの制御にとりかかったのである。  ウィルソンが期待するアウトサイダーの条件は、自身の外なるアウトサイダー性を確信しきってほしいということなのだった。こうしてゴッホは、その作品こそアウトサイダーを実現したにもかかわらず、ヴァン・ゴッホとしての脱獄をしそこなう。  同様にヴァーツラフ・ニジンスキーも ディアギレフ からの脱出には成功しながらも、その宗教感情によって自身の内なるアウトサイダーを停止したがった。.

分理篇 夜 ヤン・チェンニン(楊振寧) 『素粒子の発見』. 思構篇 夜 エリッヒ・ヤンツ 『自己組織化する宇宙』. 歴象篇 夜 坪内隆彦 『アジア英雄伝』.

  • コリン・ウィルソン 『アトランティス・ブループリント』 コリン・ウィルソン 『エイリアンの夜明け』 コリン・ウィルソン 『スパイダー・ワールド』 松長有慶 『即身』 ヴァーツラフ・ニジンスキー鈴木晶 『ニジンスキーの手記』 コリン・ウィルソン 『発端への旅』. ウィキポータル 文学.
  • ウィキポータル 文学. 世走篇 夜 ディック・ヘブディジ 『サブカルチャー』.

SF .

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。映画の感想を書いていきます。(^o^)

生代篇 夜 フレデリック・ケック 『流感世界』. 千夜千冊 編集部. 影響を与えたもの ロバート・アントン・ウィルソン. ウィキポータル 文学.

26. TE  .

コリン・ウィルソン 『アトランティス・ブループリント』 コリン・ウィルソン 『エイリアンの夜明け』 コリン・ウィルソン 『スパイダー・ワールド』 松長有慶 『即身』 ヴァーツラフ・ニジンスキー鈴木晶 『ニジンスキーの手記』 コリン・ウィルソン 『発端への旅』.

読相篇 夜 ジェイ・デイヴィッド・ボルター 『ライティング・スペース』. 千夜千冊 編集部. 交貨篇 夜 スーザン・ストラッサー 『欲望を生み出す社会』. 人間の想像力の可能性から、ウィルソンはSFやファンタジーの持つ意義を高く評価する。 ジャン=ジャック・ルソー の『 新エロイーズ 』や リチャードソン の『 パミラ 』によって、ヨーロッパでは想像力の飛躍的な拡大が始まったと主張している。ラヴクラフトや デイヴィッド・リンゼイ などを再評価している。.

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Colin Wilson. SFでは『精神寄生体』、『賢者の石』、『スペース・バンパイア』など、 ラヴクラフト の クトゥルフ神話 の影響を受けた作品が多い。これはファンタジー文学の評論『夢見る力』にてラヴクラフトに対して批判的な見解を述べたウィルソンに対して、ラヴクラフト作品の編集者・出版者であり自身も作家の オーガスト・ダーレス が「自分で幻想的な小説を書いてみたらどうか」と薦めた事による。ウィルソンは『精神寄生体』のまえがきにおいてラヴクラフトへの評価を一部改める旨を述べている。. 交貨篇 夜 スーザン・ストラッサー 『欲望を生み出す社会』. ドミニク・チェンが語る「千夜千冊とイン ターネットと発酵」〈中編〉.

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