ルソー エミール あらすじ

公開日: 11.03.2020

連環篇 夜 古賀登 『四川と長江文明』. Posted by ブクログ 年04月10日. 意表篇 夜 多和田葉子 『献灯使』.

こうしてしばらくののち、『孤独な散歩者の夢想』を読むときがきた。  これは64歳のときに書き始めて、2年後の死ぬ直前にペンをおいたもので、ルソー生涯の絶筆になる。「第一の散歩」から「第七の散歩」までが順序よく並び、そのあと「八、九、十」がメモとも文章ともつかぬように続く。  冒頭、またまたぼくは腰を抜かした。「こうしてわたしは地上でたった一人になってしまった」と書き、さらに「人なつっこい人間でありながら、 万人一致の申合せで人間仲間から追い出されてしまったのだ 」と書いているからだ。ルソーは自分が完全な追放者となっていることを、これから綴ろうとしているわけなのだ。  ルソーはそこで、「わたしは、かれらから離れ、すべてのものから離れたこのわたしは、いったい何者か」と問うて、いまいましくも自分に残されたことは、すべての世間から放逐された自分はいったい何者なのかを探求することだけなのだと自覚する。   なんとも痛ましい。 痛ましいのだが、驚くべき執念によってルソーはこの探求を綴り果てていく。  そんなルソーを支えた感情は、ただひとつのことだった。ルソーを迫害しつづけた者たちは、そのあまりに激しい憎悪ゆえに、たえず攻撃の手をゆるめずにルソーの苦悩をかきたてればよいものを、ついつい初めっからあらゆる手段を使い切ってしまったということだ。ルソーに何ひとつ残させまいとして、攻撃者たちは何もすることがなくなってしまったのである。  ルソーはそこに一縷の残された自己探求の突破口を見出した。加えてルソーには「もはや世間に戻る気がまったくなっていること」が強みになっていた。  それにしても、こんな絶望的な淵に立って、最後の自己描写に向かうとは、なんというジャン・ジャック・ルソーなのか。.

Posted by ブクログ 年04月10日. 連環篇 夜 古賀登 『四川と長江文明』. 分理篇 夜 ヤン・チェンニン(楊振寧) 『素粒子の発見』. エミールは名前は知っていたけれども、なかなか手が出なかった。でも死ぬ前に読んでおかなくては(死ぬには遠いとおもうが)と頭にひっかかっていたので、おもいきって読んでみた。 おもしろかった! ルソーが愛情をこめて子供を立派な大人に育てるにはどうしたらいいかということを事細かに記しているのである。それだけ

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交貨篇 夜 スーザン・ストラッサー 『欲望を生み出す社会』. 著書は、一人の架空の生徒エミールを自分に与え、生まれたときから一人前になるまで導いていく。 子どもの教育から人為を排除し、自然の歩みに任せるという考えは、 現代社会では難しいと思われるけど。 参考になる点がたくさんあります。 少々、男尊女卑なところも・・・. ルソーには馴染めなかった。 兆民 や 藤村 は好きなのに。  これが食わず嫌いであったことはずっとのちにわかるのだが、長きにわたって「ルソーは鼻持ちならない」と思っていた。もっと言うなら漠然と「近代悪」とも思っていた。  なぜそう思ったのか、社会契約論のせいなのか、「自然人」などと嘯くのが嫌だったのか、食わず嫌いなんてそもそもいいかげんのものだから、理由ははっきりしない。少なくともイポリット・テーヌやジャック・マリタンのように、デカルトとルターとルソーを並べて「ヨーロッパを誤導した病める魂」などと裁断したいわけではなかった。もっともっと勝手な印象だった(いまちょっとだけ自己追求してみたが、つまりは何も知らずにルソーを敬遠していたにすぎないことが、よくわかった)。  それが大きく変わったのは『告白』を読んでからである。びっくりした。 この告白は並大抵ではない。.

2016年06月07日

続きを読む うとする理由の一つとしてとして挙げるこの状況は、今日にもよく当てはまる。 また、子供が概念を理解することなく記憶だけを増やして行くことの無為さは、われわれもよく知るところである。 ただし、彼もいうように、ここで書かれているような教育、およそ今日までたくさんの人々が理想と感じ、それによって古典となったこの教育論を、現実に行うことは難しい。 だからこそ、ここに書かれている教育の至上の理想を尊重しながら現実の教育を行うのがよろしい。いわばこの本は、全ての人に向けて書かれた、教育の羅針盤といえよう。.

評価の高い順 新しい順 並び替え. Posted by ブクログ 年11月11日. 次へ 戻る 1. なぜ、ルソーはこんなことをしたのだろうか。  理由はどうあれ、たしかにこのように「自分のこと」ばかりを綴った『告白』を読めば、そのあからさまに真摯な自己分析に人々は動揺するだろう。23歳の島崎藤村が英訳『告白』を読んで変わってしまったのは、そのせいだ。藤村はルソーを知って「束縛を離れて生を見る」ことを、知る。そして『破戒』や『新生』を書いた。 しかし、ルソー自身はどうしてこんな暴露本のような告白録を綴る気になったのか。あまつさえ、そのような告白録を人前で朗読したくなるとは、どういう感情なのか。『告白』で腰を抜かしたぼくが次に抱いた疑問は、そこにあった。. ヒュームとともにイギリスに渡った年に、『告白』の第1部が綴られる。  ところがルソーはそのままヒュームと衝突して、精神的にもかなり不安定になっていく。その渦中での告白である。当初は、モンテーニュ以来のエッセイの伝統をいかした自叙伝を書くつもりが、すでに旧友 ヴォルテール にこっぴどく攻撃されてからは、ルソーは気分を一転してしまったようだ。一転したというより、気が滅入っている。そこでルソーは半ば錯乱気味のまま、世間に自己弁護をするために自身の内面を赤裸々に吐露するほうへ傾いていった。それが『告白』だが、その吐露が尋常じゃない。  そもそもヴォルテールの批判は口舌こそ誹謗めいていたものの、人倫上のことか、もしくは思想的な批判だったのである。けれどもルソーにとってはそれが「存在の否定」に映ったようだ。それならばなんとでも言葉を紡げたルソーなのだから反論を書けばよさそうなのに、ルソーはそうしない。徹底して自身の内面に巣くうものを次々に書き抉(えぐ)ったのである。  きっと書いているうちに、モンテーニュの自己省察の水準を甚だしく破っていってしまったのだろう。ルソーは自分の言葉にブレーキがかからなかったことを感じていたはずである。  そのくせルソーはこの『告白』を恥ずかしげもなく人前で大声で読む。詩人ドラの家での朗読に始まって、エグモン伯爵夫人の家でも、スウェーデンの皇族の前でも、誰の前でも朗読してしまう。これにはついにエピネー夫人が閉口し、ルソーの『告白』朗読の禁止を当局に申し出たほどだった。.

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Posted by 1004. Posted by 0115. Posted by 1226.

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続きを読む て、いかに導いてゆくかを小説の形式で述べてゆく。. このレビューは参考になりましたか? はい 0 いいえ 0. Posted by ブクログ 年04月10日. 意表篇 夜 多和田葉子 『献灯使』.

Posted by 0516. Posted by 0128.

次へ 戻る 1. ルソーの不朽の教育論。 当時の社会にあって、子供をより人為的な影響から避け、子供に自ずから備わる自主性だけに頼って、子供が理解しうる概念を用いて教育するにはどうすべきかを論じたもの。 社会の環境は短期間で変わり、親の価値観は子供にとって正しいものとは限らない。ルソーが、人為を教育から出来るだけ排そ 歴象篇 夜 坪内隆彦 『アジア英雄伝』.

Posted by ブクログ 年06月09日. Posted by ブクログ 年11月08日.

  • 前の日に「いい子で心配」症候群について書きました。  このことを書いてあと,思い出したことがあります。  ルソーの「エミール」です。うろ覚えの中で書いています。間違いは指摘してください。 「エミール」はだいぶ昔に読んだか,中途で放り出してしまったかです。ぼくの勝手な解釈もだいぶ入ります。
  • なぜ、ルソーはこんなことをしたのだろうか。  理由はどうあれ、たしかにこのように「自分のこと」ばかりを綴った『告白』を読めば、そのあからさまに真摯な自己分析に人々は動揺するだろう。23歳の島崎藤村が英訳『告白』を読んで変わってしまったのは、そのせいだ。藤村はルソーを知って「束縛を離れて生を見る」ことを、知る。そして『破戒』や『新生』を書いた。 しかし、ルソー自身はどうしてこんな暴露本のような告白録を綴る気になったのか。あまつさえ、そのような告白録を人前で朗読したくなるとは、どういう感情なのか。『告白』で腰を抜かしたぼくが次に抱いた疑問は、そこにあった。.
  • 評価の高い順 新しい順.
  • 書物に対する評価とかを超えている、年間読み継がれてきた本。 読みづらいですが、読み終えると、自分の子供対する教育姿勢に変化が見られます。底流する教育の本質のようなものがあるのでしょうね。.

23. Posted by 0609. Posted by 1111. Posted by 0516.

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連環篇 夜 古賀登 『四川と長江文明』. 電子書籍ストア BookLive! Posted by ブクログ 年01月28日.

Les Reveries du Promeneur Solitaire Posted by 0410. Posted by 0920.

知っておきたい:

コメント

  1. ジャン・ジャック・ルソーの書いた名作。彼は理想主義者であるが一部の彼の発言には今の我々が共感すべきところがある。 エミールという少年が学校には行かず家庭教師と一緒に生活しそこから人間のありのままの道徳を教えられていく物語である。.
  2. Posted by ブクログ 年11月11日. Posted by ブクログ 年09月20日.
  3. なぜ、ルソーはこんなことをしたのだろうか。  理由はどうあれ、たしかにこのように「自分のこと」ばかりを綴った『告白』を読めば、そのあからさまに真摯な自己分析に人々は動揺するだろう。23歳の島崎藤村が英訳『告白』を読んで変わってしまったのは、そのせいだ。藤村はルソーを知って「束縛を離れて生を見る」ことを、知る。そして『破戒』や『新生』を書いた。 しかし、ルソー自身はどうしてこんな暴露本のような告白録を綴る気になったのか。あまつさえ、そのような告白録を人前で朗読したくなるとは、どういう感情なのか。『告白』で腰を抜かしたぼくが次に抱いた疑問は、そこにあった。.

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